
Peter Paul Rubens and workshop · PD
聖フランチェスコを伴うキリストの哀悼
作品情報
ストーリー
ルーベンスがこの絵を描いた頃、アントウェルペンの教会は壁を再び聖画で満たしつつあった。一世代前、プロテスタントの聖像破壊者たちがネーデルラント各地で聖なる画像を運び出し、打ち壊していた。よみがえったカトリックは今、見る者の胸を直に打つ絵画を求めていた。イタリアでの八年ののち故郷に戻り、北ヨーロッパで最も多忙な工房を率いていたルーベンスは、まさにそのために人々が頼る画家だった。ここでは十字架から降ろされた死せるキリストが嘆かれ、その体は白い布の上で青ざめ、かたわらにアッシジのフランチェスコがひざまずく。フランチェスコは磔刑の傷である聖痕を自らの体に受けたと信じられており、だからこそキリストのそばに置かれている。画面は高さ四メートルを超える。祭壇のために、下から見上げられるように描かれた。




