
最後の晩餐
作品情報
ストーリー
食卓の奥の壁に、窓のような開口部が三つある。そこに見えるのは、この晩餐のあとに続く出来事、ゲッセマネの園での祈り、捕縛、そして磔刑だ。これらの小さな場面は、コジモ・ロッセッリのそばで働いたフィレンツェの画家ビアージョ・ダントーニオの手とされることが多い。
手前では使徒たちがU字形の食卓を囲み、胸に手を当てて互いに顔を見合わせている。この中のひとりが自分を裏切るとキリストが告げた直後である。キリストの前には杯がひとつだけ置かれている。ユダはただひとり食卓のこちら側に座り、背中を見せている。その肩には小さな悪魔がとまり、すぐ近くの床では猫と犬が喧嘩をしている。
ロッセッリは1481年から1482年にかけてこの壁画を描いた。この壁に並ぶキリスト伝の最後の場面で、礼拝堂の入口にいちばん近い位置にある。




