
Diego Velázquez, The Lunch, 1617. Wikimedia Commons. · PD
昼食
作品情報
ストーリー
ディエゴ・ベラスケスがまだ十代の終わり、故郷セビーリャで修業していた頃の作である。のちに国王フェリペ四世の宮廷画家となる前、彼は台所や居酒屋の庶民を好んで描いた。粗末な卓を囲むのは三人の男。年老いた男、その隣の壮年の男、そして手を挙げて笑う若者だ。卓には葉物やパン、素焼きの器に注がれたぶどう酒が並ぶ。カラヴァッジョから伝わった強い明暗が、暗がりのなかに顔と手だけを浮かび上がらせる。人物たちのあいだに何が起きているのかは、はっきりとは語られない。日々の食卓のひとこまが、そのまま切り取られている。




