マンドリン弾き

マンドリン弾き


作品情報

アーティスト
アンドレ・ドラン
制作年
1930
技法
カンヴァスに油彩
寸法
92 × 73 cm

ストーリー

1865年、マネはマドリードを訪れ、ベラスケスに強く心を動かされて帰国した。とりわけ印象に残ったのは、何もない空間にただ一人立ち、そばには自分の影しかない宮廷道化師の肖像だった。翌年マネが描いたのが、平らな背景に少年の楽士を置いた《笛を吹く少年》である。1930年、ドランはこの対話を引き継いだ。美術館はこのマンドリン弾きを架空の人物とし、マネやスペイン絵画との対話の中で描かれたと説明している。人物は、筆の向きが場所ごとに変わる黄土色の無地の背景から浮かび上がる。シャツの光は白の厚塗り、影は勢いのある黒い筆致で表されている。マンドリンのネックでは明暗が逆になり、暗い木の上を明るい弦が走る。目や鼻、唇に置かれた小さな白いタッチが、顔に生気を与えている。

読んだことについて、何でも聞いて。アプリを入手。