
師グナカラの説法を聞く僧カラカ
作品情報
ストーリー
バルカンのイコンに囲まれたこの小さな横長の一葉は、まったく別の世界、西インドから来たものです。ジャイナ教の写本の一ページで、師カラカの物語を伝えています。この場面では、若き王子カラカが座って、僧グナカラの説法に耳を傾けています。まさにこの瞬間に、彼は身分を捨てて自ら僧になろうと決意します。細長い判型は、椰子の葉に書かれた古いインドの書物から受け継がれたもので、紙が使われるようになってからも残りました。西インドのこの様式の絵師には、すぐに気づく独特の癖があります。顔は斜め横向きに描かれているのに、遠い側の目が頬の輪郭をはみ出し、空中に浮いているのです。この一葉は1450年ごろに作られ、赤い地と繊細な金は、ジャイナ教徒の家々のために数多く作られたこうした信仰用の写しに典型的なものです。




