最高宗教指導者ムフティー

最高宗教指導者ムフティー


作品情報

制作年
1728
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
34 × 26 cm

ストーリー

1727年、イスラームに改宗したトランシルヴァニア生まれの人物イブラヒム・ミュテフェッリカが、アラビア文字の活字でイスタンブルに印刷所を開こうとしました。そのためには法的見解、つまりファトワーが必要で、それを出せるのはイスタンブルのムフティー、シェイヒュルイスラームだけでした。国家の行いがイスラーム法にかなっているかを判断する立場にあり、アムステルダム国立美術館は彼を、スルタン、大宰相と並ぶ帝国で最も力のある三人のひとりに数えています。

ファトワーは条件つきで印刷所を認めました。辞書や歴史書、学術書は刷ってよいが、コーランと宗教法の書物は対象外とされたのです。最初の本は1729年に出た、アラビア語辞書のトルコ語訳でした。

美術館は、ここに座っている人物をおそらくそのムフティー、アブドゥッラー・エフェンディだと考えています。テッサリアのラリサ生まれで、1718年からこの職にありました。1730年の反乱で職を失って流刑となり、のちにひっそりとイスタンブルへ戻って、1743年にそこで亡くなりました。

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