
Nicolas Poussin · PD
アシュドドのペスト
作品情報
ストーリー
プッサンは1630年ごろ、ローマでこの絵を描いた。折しもペストが北イタリアを襲い、数十万の命を奪っていた時期である。主題は聖書に由来する。ペリシテ人が契約の箱を奪い、アシュドドにある自分たちの神ダゴンの神殿に据えると、偶像は砕けて倒れ、町には疫病が降りかかる。前景の死体のあいだを、数匹の鼠が走り抜けていく。科学が鼠とペストを結びつけるおよそ三百年も前に、プッサンはすでにそれをここに描き込み、身のまわりで起きていることを見つめていた。画布は現在ルーヴル美術館にある。




