
Georges Seurat · PD
虹:《アニエールの水浴》のための習作
作品情報
ストーリー
23歳のスーラは小さな木の板を抱えて、パリ北西の郊外アニエールのセーヌ河岸へ下りていった。川沿いには新しい工場が並び、休みの日には事務員や職人が土手に出てきていた。大作《アニエールの水浴》に取りかかる前、彼はその場で14点ほどの小さな習作を作っている。虹が入っているのはこの一枚だけだ。空の絵具がすでに乾いたあとから上に重ねられていて、おそらく実際に虹が出て消えるのを見てから描き足したのだろう。縦2メートル横3メートルの完成作は同じ美術館にあるが、そこに虹はない。この板は高さ15センチ、1995年に収集家ハインツ・ベルクグリューンの寄贈でナショナル・ギャラリーに入った。




