ラザロの復活

Peter Paul Rubens · PD

ラザロの復活


作品情報

制作年
1620
技法
油彩
種類
絵画
寸法
37 × 28 cm

ストーリー

このスケッチが準備した大きな絵は、もう存在しない。ルーベンスが1620年ごろに描いた縦長の祭壇画《ラザロの蘇生》で、のちにベルリンの美術館の所蔵となり、1945年に失われた。高さ37センチほどのこの小さな板絵は、その構図を知る数少ない手がかりのひとつである。ルーヴルによれば、両者の違いはほとんどなく、キリストの背後からのぞき込む老人がベルリンの画布にはいなかっただけだという。ルーベンスは古い約束事にも手を加えた。中世の図像では、死者を経帷子から解き放つのは使徒ペテロの役目だった。ここではラザロの姉妹マルタがその役を担い、ラザロ自身はもうキリストのほうへ身を乗り出している。板の上の両隅があまり埋まっていないのは、完成した祭壇画の上部が丸く縁取られていた印である。

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