
イサクの犠牲
作品情報
ストーリー
これは晩年の作だ。アッローリは1601年、66歳で「イサクの犠牲」を描いた。最後の偉大なフィレンツェのマニエリストたちのなかで始まった生涯の、終わり近くのことである。場面は創世記の試練だ。縛られた息子の上に刃を振り上げるアブラハム、その腕をつかもうと駆けつける天使、茂みで待つ雄羊。アッローリはそれを、滑らかで抑えの効いた手つきで語り、恐怖を礼儀正しい距離に保っている。この年記が知るに値するのは、すぐあとに来たもののためだ。1603年ごろ、わずか二年後に、カラヴァッジョがローマでまったく同じ主題を描いた。硬い影と、本当に叫んでいるかのような少年ばかりのその絵は、今日、同じ美術館、ウフィツィに掛かっている。




