
Eugène Delacroix · PD
ディエップの高台から見た海
作品情報
ストーリー
1852年9月、ドラクロワはディエップで一週間を過ごしました。最終日の14日、もう一度海を見に下りていき、日記に、海は見事に穏やかで、これまで見たなかでも指折りの美しさだったと書いています。この小さな絵がそのときのものか、1854年の別の滞在のものかは決着がついておらず、ルーヴルは19世紀第三四半期とだけしています。明るい水面には帆が水平線まで点々と散らばり、浜に引き上げられた舟が画面の隅に黒い影をつくっています。厚紙に油彩で描かれ、のちに板に貼られたもので、幅は半メートルほどです。1863年に画家が亡くなったときにはまだアトリエにあり、翌年、アトリエの品々とともに売られました。個人コレクションを経て、あるコレクターの遺贈によりルーヴルに入り、1979年に収蔵されました。




