
Claude Monet · PD
アニエールのセーヌ川
作品情報
ストーリー
セーヌ川の岸辺に、三艘の荷船が並んでつながれています。場所はパリの北西にあるアニエール。モネが1873年に描いたこの川岸は、その後すっかり姿を変えました。二年後の1875年3月、モネはベルト・モリゾ、ルノワール、シスレーとともに、パリの競売場オテル・ドルーオで自分たちの作品を売り立てます。資金に困っていたためです。モネの作品目録は、この絵がそのときの出品作だった可能性を、疑問符つきで記しています。その後、絵はパリの収集家フェルナン・アルファン夫人のものとなりましたが、第二次世界大戦中に接収されました。1948年にデトロイト美術館がニューヨークで購入し、1950年に夫人のもとへ返還しています。現在はケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館に、コルブー財団の寄託品として収められています。同館が紫外線を使って調べたところ、画面の左手前と右端に、画家の長く引いた筆づかいをまねた後世の加筆が見つかりました。




