
Peter Paul Rubens, The Transfiguration, 1605. Wikimedia Commons. · PD
キリストの変容
作品情報
ストーリー
若きルーベンスがこの《キリストの変容》を描いたのは1605年ごろ、マントヴァ公ヴィンチェンツォ・ゴンザーガの宮廷画家だった時期である。まだ30歳にもならず、イタリア絵画を貪欲に吸収していた。注文はマントヴァのイエズス会の三位一体教会のためで、この画布は祭壇まわりに《キリストの洗礼》やゴンザーガ家の肖像とともに掲げられた。タボル山でキリストが輝く光のうちに弟子たちの前に現れ、下にいる人々はその光にたじろぐ。18世紀末、フランス軍がマントヴァを占領して作品を持ち去り、1804年からこのマントヴァの祭壇画はフランスのナンシーにある。




