
Peter Paul Rubens · PD
ローマの勝利:若き皇帝コンスタンティヌス、ローマに敬意を表す
作品情報
ストーリー
1622年、ルーベンスは母后マリー・ド・メディシスのための大連作について話をまとめるためパリに滞在していた。その同じ旅から、若き国王ルイ13世の宮廷のためのもう一つの仕事が生まれる。ローマ皇帝コンスタンティヌスの生涯を描くタピスリーの連作である。ルーベンスは各場面をまずこのような小さな油彩スケッチで描き、それをもとにパリの工房が実物大の下絵を作って織り上げた。このスケッチだけは、ついに織機にかけられなかった。ほかの場面が皇帝の生涯の出来事を語るのに対し、これは寓意画だからである。玉座のローマ女神は地球儀に手を置き、翼のある勝利の女神がその兜へ冠を下ろす。かたわらには輝く鎧の若いコンスタンティヌス、足もとにはロムルスとレムスに乳を与える雌狼がいる。織られた連作では、皇帝の死の場面がこの図の代わりに入った。




