チューリップ狂

Jean-Léon Gérôme · PD

チューリップ狂


作品情報

制作年
1882
技法
油彩
種類
絵画
寸法
65.4 × 100 cm

ストーリー

ジェロームがこの場面を描いたのは1882年、ユニオン・ジェネラル銀行の破綻でパリ証券取引所が暴落した年である。1月のわずか数日で、株価は3000フランあまりから800フランへ落ちた。彼はその熱狂を、はるかに古い別の熱狂を通して語ろうとした。舞台は17世紀のオランダ、チューリップ狂の真っただ中で、珍しい球根ひとつが家一軒に値したころだ。一人の紳士が剣で斑入りのチューリップを守り、兵士たちはまわりの花壇を踏み荒らす。供給を減らして値を保つため、わざと花を潰しているのだ。奥にはハールレムの聖バーフ教会が見える。誰もが奪い合うこの花の縞模様は、実は花弁の色を崩すウイルスの仕業だった。

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