
John Everett Millais · PD
憩いの谷
作品情報
ストーリー
夕暮れの修道院の墓地で、一人の修道女が黙々と墓穴を掘っている。かたわらではもう一人が数珠を手に腰を下ろし、こちらをじっと見つめている。空にはたそがれの雲が流れ、木々の向こうに鐘楼が沈んでいく。ジョン・エヴァレット・ミレーがこの絵を1859年に発表すると、当時の批評家たちは、あまりに陰鬱で不気味だと顔をしかめた。画家自身は、スコットランドで新婚の日々を過ごすうちに、死と安らぎというこの主題を思いついたと語っている。座った修道女の胸には、死を忘れるなという戒めを込めた小さな髑髏の飾りが下がっている。




