
Claude Monet · PD
睡蓮の池
作品情報
ストーリー
ジヴェルニーの池を描き始めたころ、モネは岸辺や橋、空まで入れた広い眺めを選んでいました。年を追うごとに視線は水面へと下りていきます。1904年のこの作品は、その途中にあたります。空はもう画面から消え、上端に向こう岸の草や茂みが帯のように残るだけで、あとは睡蓮と映り込みの水面です。モネはこの絵を五年間手元に置きました。画商ポール・デュラン=リュエルに約束した睡蓮の展覧会を何度も延期し、そのあいだに画面に手を入れ、気に入らない作品は壊してしまったのです。展覧会がパリのデュラン=リュエル画廊でようやく開かれたのは1909年5月で、この作品は三番として並びました。会期中の6月3日、デュラン=リュエルとベルネーム=ジューヌ画廊が共同で買い取っています。デンヴァー美術館の所蔵となったのは1935年です。




