
Ivan Shishkin · PD
冬の街の屋根
作品情報
ストーリー
雪をかぶった屋根、低く粗末な家々、窓のないれんがの防火壁、細い木が数本。高いところから見下ろした冬の町の裏側を描いた、一辺およそ22センチの小さな習作です。サンクトペテルブルクのロシア美術館は、制作年を1860年代とするにとどめています。どの町を描いたのかもわかっていません。森の絵で知られるイワン・シーシキンの作品としては、きわめて珍しい主題です。美術館に入ったのは1979年のことで、レニングラードの収集家アコピャンのコレクションからでした。2021年に所蔵庫の作品がまとめて公開された際、批評家アンナ・トルストワは、1860年代の絵としては驚くべきもので、その空気と光、灰色と黄土色の色調は1930年代のレニングラードの風景画家たちを思わせる、と書いています。




