
Jan Brueghel the Elder · PD
風車近くの水浸しの道を行く旅人たち
作品情報
ストーリー
低地地方を陸路で旅するとは、低く湿った土地を舗装のない道でたどることでした。大雨のあとには道の一部がそのまま水に沈み、荷車も騎馬の旅人も水の中を渡っていくほかありませんでした。ブリューゲルはそんな道を1614年、縦23センチ、横33センチほどの銅板に描いています。アルテ・ピナコテークは、この作品を1610年以降に彼の風景画に起きた変化の中に位置づけています。モチーフをわずかな数に絞り込み、古い俯瞰風景が頼りにしていた遥かな地平線を手放したのです。この絵では、本来なら地平線があるはずの場所を丘がふさぎ、その丘の上に風車が一基立っています。




