
聖母子と聖アンデレ・聖フランチェスコの三連祭壇画
作品情報
ストーリー
1520年ごろのブルッヘは信心のための絵の町で、これはそうした小さな折りたたみ式の祭壇画のひとつ、教会の壁ではなく家での私的な祈りのために作られた。開くと中央に聖母子が座り、左右の扉にはそれぞれ聖人が一人ずつ立つ。斜めの十字架に身を寄せる使徒アンデレと、修道服をまとったアッシジのフランチェスコである。この二人はおそらく注文主が選んだもので、しばしば自分の名の守護聖人だった。閉じると扉が絵の上に重なって画面を守る。多くが今に残っているのはそのためでもある。画面の高さはわずか30センチほどで、机に置いたり部屋から部屋へ持ち運んだりできる軽さだ。
