
Eugène Delacroix · PD
長椅子に座り煙草を吸うトルコ人
作品情報
ストーリー
白いターバンの男が長いパイプを手に長椅子にもたれ、金の刺繍の上着の上に赤いマントを広げています。座面の端には、鞘に収めた刃物が立てかけられています。縦25センチ、横30センチほどの小さな絵で、いつ描かれたのかははっきりしません。ルーヴルは1830年代の終わり、つまりモロッコ旅行の後に位置づけながら、同じ記録のなかで、おそらく1825年に描かれたと書き添えています。早いほうの年なら、ドラクロワがイギリス人の友人リチャード・パークス・ボニントンとパリでアトリエを分け合っていた数か月にあたります。実際この絵は、ボニントン自身の小さなトルコ風人物画と並べて展示され、論じられてきました。ルーヴルの素描部門には、この作品のために描かれたトルコ人の頭部の鉛筆習作四点を収めた一枚も残っています。




