二人の天使

二人の天使


作品情報

制作年
1512
技法
油彩、板から画布に移し替え
種類
絵画
寸法
87.3 × 64.5 cm

ストーリー

この二人の天使は、もとは一枚の大きな祭壇画の一部だった。フィレンツェでピエロ・ディ・コジモが描いたその祭壇画は、サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂に集まる鞭打ち苦行者の小さな信心会、聖ヴィンチェンツォ・フェッレーリ会のためのもので、聖母子の両脇に聖ビセンテ・フェレールと聖ヒエロニムスが立っていた。左上の隅にいたのがこの二人で、一人は百合を、もう一人は開いた本を手にしている。やがて板の上部が切り詰められ、四隅はばらばらに散った。傷みの激しい本体は1871年にイェール大学へ渡った。こちらの天使たちは1894年、シエナの画家ジローラモ・デル・パッキアの作としてボストンに入り、その間に絵の具の層は板からはがされ、画布に移し替えられていた。ピエロの筆と認められたのは20世紀になってからである。反対側の隅の天使たちもまたボストンに行き着き、ビーコン・ヒルのアドヴェント教会にあったが、いまは個人蔵となっている。2015年、ワシントンで開かれたピエロ展では、二組の天使がふたたびイェールの祭壇画の上に掛けられた。

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