風景の中の二頭の馬

Hans Memling · PD

風景の中の二頭の馬


作品情報

アーティスト
ハンス・メムリンク
制作年
1490
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
43 × 16 cm

ストーリー

この板絵は半分しかない。もともと小さな二連画の右翼で、向かい合っていたもう一枚、愛を意味するカーネーションを手にした若い女性の絵は、いまニューヨークのメトロポリタン美術館にある。対にして読めば、二頭の馬は二種類の恋人ということになる。茶色の馬は彼女がいたはずの左へ首を向け、誠実さの側に立つ。白い馬は彼女に見向きもせず水に口をつけ、その背には猿が乗っている。こうした世俗の寓意はメムリンクには珍しい。ブルッヘで祭壇画と肖像画を描いて生涯を送った画家である。ロッテルダムの学芸員たちは、片翼しか手元にない以上、意味の全体はもう取り戻せないと慎重に書いている。

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