
Wassily Kandinsky · PD
不均等
作品情報
ストーリー
1933年7月、カンディンスキーはこの絵をカリフォルニアへ送った。受け取ったのは、ドイツ生まれの画家で美術エージェントのガルカ・シャイヤーである。彼女は1924年から、カンディンスキー、パウル・クレー、ライオネル・ファイニンガー、アレクセイ・フォン・ヤウレンスキーの四人を「青の四人」と名づけ、アメリカで紹介してきた。同じ年の10月、この作品はロサンゼルス美術館での「青の四人」展に並んだ。その二か月後、カンディンスキー自身はドイツを離れ、パリへ移っている。左側には浮かぶような長方形が縦に連なり、右側には黄色い輪に囲まれた青い円が光る。空色の細い筆致の下からは黒がのぞく。シャイヤーは1942年から1945年のあいだにこの絵を買い取ったが、1945年に彼女が亡くなったとき、絵は遺品のなかになかった。1948年にビバリーヒルズの慈善オークションで売られ、パサデナの美術館がようやく購入したのは1972年のことだ。彼女のほかのコレクションは、すでに1953年にその美術館へ入っていた。




