
John Everett Millais · PD
勝利を、主よ!
作品情報
ストーリー
主題は旧約聖書の出エジプト記から来ている。荒野でイスラエルの民がアマレク人と戦うあいだ、モーセは丘の上から戦いを見つめていた。彼が両腕を高く上げているうちは味方が優勢だが、疲れて腕が下がると形勢は傾いた。そこでアロンとフルが左右に立ち、日が沈むまで彼の手を支え続けた。ミレーが描くのはまさにその夕暮れの瞬間で、日が傾くなか、二人が老預言者の腕を支え、眼下ではなお戦いが続いている。1871年の作で、この頃の彼は初期ラファエル前派の宝石のように緻密な描写を離れ、より大きく荘重な様式へ向かっていた。旧友ホルマン・ハントも同じ時期に、腕を広げた自分の宗教画に取り組んでいた。




