
Nicolas Poussin · PD
アマレク人に対するヨシュアの勝利
作品情報
ストーリー
1625年ごろ、プッサンはローマで身を立てようとする若いフランス人で、事はうまく運ばなかった。この年、庇護者だった詩人ジャンバッティスタ・マリーノが世を去り、もう一人の後ろ盾バルベリーニ枢機卿も町を離れたのである。金に窮した彼は、自分が描いた一対の戦闘画を手放さざるをえず、そのうちの一枚がこれだ。描かれているのはレフィディムの荒野でのイスラエル人とアマレク人の戦いで、聖書の記述によれば、モーセが丘の上で両腕を掲げているあいだ、彼の民は優勢だった。ずっとのちに、エカチェリーナ2世がこの二枚をまとめてロシアのために買い上げ、両者は1927年まで共にあったが、その年に引き離された。この一枚はサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に残り、対をなす片割れはモスクワのプーシキン美術館へ渡った。




