
ベントハイム城の眺め
作品情報
ストーリー
ロイスダールがこの板絵を描いたのは1652年から1654年ごろ、まだ二十代前半のことで、オランダ共和国からドイツ国境を越えてすぐのベントハイム城は、彼が知っている実在の場所だった。マウリッツハイス美術館は、彼が城に記念碑のような重みを与えたやり方に注目している。視点を低く取り、でこぼこの地面と手前の木々越しに、城を下から見上げさせるのだ。美術館によれば、この手法を最初に用いたのはロイスダールだという。
この絵は、わかっている来歴の大半をイギリスで過ごした。1817年、ロンドンでのダールベルク公の絵画競売で買い手がつかず、ほかの約30点とともに個人取引で、のちに初代ベルパー男爵となるエドワード・ストラットの手に渡った。その一族が二世紀近く所有し、1989年からはバーミンガムの美術館に貸し出していた。2005年にサザビーズに出品され、同じ年、マウリッツハイス美術館がマーストリヒトの画商ノールトマンを通じて取得した。




