
Caspar David Friedrich · PD
バルト海の眺め
作品情報
ストーリー
フリードリヒがこの海を描いたころ、住まいはドレスデンだった。バルト海までは400キロ以上ある。彼は戸外で油彩を仕上げる画家ではなく、故郷グライフスヴァルトやリューゲン島へ出かけたときに鉛筆とセピアで写した紙束を持ち帰り、内陸の仕事部屋で水平線を組み立てていった。1820年、その部屋をロシアの大公ニコライ・パーヴロヴィチが訪ね、作品を買っている。ドイツでの人気がゆっくり下がりはじめた時期に、ペテルブルクからの注文が支えになった。ニコライは1825年に皇帝となり、このころロシアへ渡ったフリードリヒの絵は、いまもペテルブルクに残っている。




