テムズ川の眺め

テムズ川の眺め


作品情報

アーティスト
トマス・コール
制作年
1845
技法
油彩、板
種類
絵画
寸法
33.97 × 51.43 cm

ストーリー

この小さな板絵の裏には、トマス・コール自身の手で、C・ヴァーブリックのスケッチをもとにT・コールが描いた、1845年、と書かれている。コーネリアス・ヴァー・ブリックはニューヨークの若い画家だった。1843年、命取りになる結核をすでに患いながらイギリスへ渡り、スケッチを携えて帰国すると、1844年5月31日、31歳でニューヨークで亡くなった。ナショナル・アカデミー・オブ・デザインは、その追悼文をコールに依頼している。翌年、コールは友人の素描の一枚をこのテムズ川の眺めに仕上げた。コール自身もこの川を知っていた。画家として歩み出したばかりの1829年から1831年まで、ロンドンで暮らしていたからである。絵はすぐにニューヨークの商人ジョナサン・スタージェスのものとなった。コールやその仲間の作品を買っていた人物で、絵は子孫に受け継がれ、1963年に孫娘メアリー・フラー・ウィルソンの遺贈でボストン美術館に入った。コールは1848年の初めに亡くなる。その翌年、スタージェスはアッシャー・デュランドに、コールと詩人ウィリアム・カレン・ブライアントがキャッツキルの山中に並んで立つ《キンドレッド・スピリッツ》を描かせ、亡き画家への追悼とした。

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