
ウルカヌス、ヴィーナスとマルス
作品情報
ストーリー
この話はホメロスの『オデュッセイア』に出てくる。足の不自由な神々の鍛冶屋ウルカヌスは、妻ヴィーナスがマルスと通じていることを知る。彼は目に見えないほど細い鎖の網を鍛え、寝台の上の恋人たちを捕らえて、ほかの神々を見物に呼び寄せる。ホメロスでは、オリュンポスの神々がどっと笑い出す。1540年ごろハールレムで制作していたヘームスケルクは、この話に教訓を添えた。この板の裏側には、グリザイユで二人の女性像、賢明と正義が描かれている。一方は慎みを促し、もう一方は姦通への罰を思い出させる。その下には、旧約聖書の箴言第11章の一節がオランダ語で書かれている。偽りのはかりは主に憎まれ、正しいおもりは主に喜ばれる。




