
John Constable · PD
嵐が近づくウェイマス湾
作品情報
ストーリー
この絵は、最初に展示されたあとで大きくなりました。コンスタブルがドーセットの海岸にあるウェイマス湾を描いたのは1818年ごろで、翌1819年にはロンドンのブリティッシュ・インスティテューション、つまり存命の画家の作品を見せる展覧会を開いていた団体に出品しています。1820年代の終わりごろ、彼はこの画布に再び手を入れ、上と左に自ら布を継ぎ足しました。嵐の空がいっそう広くなったのはそのためです。版画家デイヴィッド・ルーカスが複製したのも、この大きくなった形でした。画家の死後、作品はいくつもの競売を渡り歩きます。1872年のある競売の結果表には、二年前に創設されたばかりのニューヨークのメトロポリタン美術館のために購入された、と印刷されましたが、この取引は実際には成立しませんでした。翌1873年、パリに住むイギリス人収集家ジョン・ウィルソンの手に渡り、彼は同じ年のうちにルーヴルへ寄贈しました。




