
Paul Gauguin · PD
浜辺の女
作品情報
ストーリー
波頭が白い花のように描かれています。ゴーギャンはこの手法を、タヒチへ渡る前のブルターニュですでに試していました。1889年にル・プールデュの浜辺を描いた作品がその一例で、もとをたどると歌川広重の浮世絵に行き着くとされています。この絵は1892年、タヒチのマタイエアという村で描かれました。ゴーギャンは手帳の作品リストに、これを「裸の背中の習作」とだけ記しています。1893年にパリで展示されたとき、批評家タデ・ナタンソンは、砂の上に座った女性については日焼けした背中しか見えず、そのまわりには波の泡が刺繍したほぼ左右対称の花々がある、と書きました。女性の膝にかかったパレオの白い花模様も、同じ形を繰り返しています。




