
Johannes Vermeer · PD
手紙を書く女
作品情報
ストーリー
デルフトの小さな部屋で、黄色い上着の女性が手紙を書く手を止め、ふと私たちのほうへ顔を上げます。白い毛皮で縁取られたこの黄色い繻子の上着は、フェルメールのほかの絵にも繰り返し登場します。画家の死後、残された妻の財産目録にそれらしい一着が記されており、実際に家にあった服だったと考えられています。真珠の耳飾りが淡く光り、机の上には筆記具や小箱が静かに置かれています。フェルメールが生涯に残した絵は、わかっているだけで40点にも届きません。手紙の相手が誰なのかは、いつものように語られないままです。




