牛乳を注ぐ女

Johannes Vermeer, The Milkmaid, 1660. Wikimedia Commons. · PD

牛乳を注ぐ女


作品情報

制作年
1660
技法
キャンバスに油彩
種類
絵画
寸法
45.5 × 41 cm

ストーリー

17世紀のオランダは、市民が自分の家に小さな絵を飾って楽しむ時代でした。フェルメールがこの絵を描いたのは1658年ごろ、故郷デルフトでのことです。描かれているのは女主人ではなく、台所を任された下働きの女中です。彼女は簡素な部屋で、陶器の器にゆっくりと牛乳を注いでいます。左の窓から差し込む光がパンや器の表面を照らし、注がれる牛乳の細い流れが一瞬とまったように見えます。フェルメールは高価な青の絵具を、女中の前掛けにも惜しみなく使いました。近年の調査では、背景の壁にもともと描かれていた地図や籠が、制作の途中で塗り消されたことが分かっています。壁の下のほうには、当時流行したデルフト焼きのタイルが並んでいます。この絵はいまアムステルダム国立美術館にあります。

牛乳を注ぐ女 — ヨハネス・フェルメール — MuseScope