
アモルたちにヴィーナスのもとへ導かれるアドニス
作品情報
ストーリー
ルーヴルの解説札には、この絵の古い題名「水」が記され、それが誤りだと書き添えられています。いつの頃からか、ヴィーナスとディアナの愛を描いたアルバーニの四点は、四大元素の寓意として読み替えられました。空で白鳥を車につなぐ場面が「空気」、ディアナのニンフたちが草地でアモルの武器を取り上げる場面が「土」、そして川でアモルたちが水遊びをするこの絵が「水」になったのです。残る一点、ウルカヌスのかたわらで休むヴィーナスの絵も、ルーヴルにあります。
アルバーニは本物の四大元素の連作も描いていて、その円形画は現在トリノにありますが、この絵はそれとは別のものです。物語はオウィディウスから取られています。槍を手にし、猟犬を連れたアドニスが、アモルたちに導かれて、木陰の赤い布の上で眠るヴィーナスのもとへ向かい、頭上では別の二人のアモルがヴェールを掲げて飛んでいます。




