
After Hieronymus Bosch · PD
東方三博士の礼拝
作品情報
ストーリー
原作はマドリードのプラド美術館にある。ヒエロニムス・ボスが1490年代に三連祭壇画の中央パネルとして描いたもので、のちにスペイン王室の所蔵となった。ベルリンのこの板絵は、その中央部分をそっくり写している。手がけたのはおそらくアントウェルペンの工房で、16世紀後半のことだ。ボスの死から数十年がたっていたが、作品への需要はむしろ高まっていた。1560年ごろ、スペインの人文学者フェリペ・デ・ゲバラは、模倣があふれ、その多くがボスの名で署名され、古く見せるために煙でいぶされている、と書き残している。模写した画家は原作の奇妙な部分も省かなかった。板と藁を継ぎ合わせた小屋、ひざまずく王たちの背後で戸口に群がる見物人、屋根に腹ばいになって覗き込む男。この板絵は1837年にベルリンの収蔵品となり、ボスに基づく模写として登録されている。




