
Rembrandt · PD
羊飼いの礼拝
作品情報
ストーリー
レンブラントがこの小さな夜の場面を仕上げたのは1646年、オランダ共和国の総督でオラニエ公のフレデリック・ヘンドリックのためだった。1630年代初めから彼のために描き継いできたキリストの生涯の連作に、遅れて加わった一枚である。美術館によれば、6点の絵はひとつのまとまった連作にはなっていない。キリストの生涯と受難の中心となる出来事が欠けており、しかも福音書の順に描かれたわけでもない。《キリストの降架》は1633年に完成し、この《羊飼いの礼拝》は1646年になってようやく仕上がった。翌年、総督が亡くなったことで、続きの場面は描かれずに終わったらしい。そのころスペインとの長い戦争は終わりに近づいており、1648年に講和が結ばれる。連作のほとんどと同じく、この絵も1806年にデュッセルドルフの画廊からミュンヘンへ移された。




