
I, Sailko · CC-BY-SA-3.0
銀器の戸棚
作品情報
ストーリー
1451年ごろ、フィレンツェのメディチ家は、市内でもとりわけ篤く敬われたサンティッシマ・アンヌンツィアータ聖堂の銀の奉納品をしまうための戸棚を注文した。フラ・アンジェリコはその扉に、受胎告知から復活までのキリストの生涯を、数十もの小さな場面で埋め尽くした。一つ一つは本ほどの大きさしかない。彼は画家であると同時にドミニコ会の修道士でもあり、物語を明快で素朴な段階に並べ、ほとんど本の頁のように読めるようにした。1455年、仕事を終えないまま世を去り、いくつかの板絵は彼の下絵をもとに別の手が仕上げた。




