
Giotto · PD
バロンチェッリ多翼祭壇画
作品情報
ストーリー
1328年ごろ、ジョットは60歳を過ぎ、なおフィレンツェで最も引く手あまたの画家だった。サンタ・クローチェ聖堂にあるバロンチェッリ家の礼拝堂のために、彼はこの大きな多翼祭壇画を仕上げた。中央には聖母戴冠、その周りを歌い、楽器を奏でる天使と聖人の群れが取り囲む。画面の下辺には珍しい銘文が走る。Opus magistri Iocti、すなわち巨匠ジョットの作。彼がめったに残さなかった署名である。この板絵は長らく、彼の愛弟子タッデオ・ガッディの手に帰されてきた。ガッディはちょうど同じころ、この礼拝堂の壁にフレスコを描いていた。今日では、構想はジョットのものだと研究者の意見は一致しているが、実際の筆はおおむね工房が担った。祭壇画は、それが描かれたその祭壇に今も置かれている。




