
Ivan Shishkin · PD
嵐の後の白樺
作品情報
ストーリー
1871年は、ロシアの画家たちが絵の見せ方そのものを作り変えた年だった。アカデミーの展覧会に頼らず、自分たちで作品を荷造りして地方の町を巡回する移動展派が生まれ、最初の展覧会はその年の11月にペテルブルグで開かれている。シーシキンはその創立会員の一人だった。
同じ年に描かれたのが、この白樺の林である。嵐の去ったあとの森、倒木、風で折れた幹は、彼が生涯くり返し戻っていった主題で、整った眺めよりも、森が荒らされたあとの散らかりぐあいのほうに関心を向けている。
この絵はいまカザンにある。シーシキンが生まれたのは、そこから東へ200キロほど、カマ川沿いのエラブガで、どちらも同じタタルスタンの土地である。




