
Kazimir Malevich · PD
黒い正方形(1930年)
作品情報
ストーリー
1932年4月、党の決議によって独立した芸術団体はすべて解散させられ、表現は一つの公式な様式へ寄せられていった。その年の秋、レニングラードで記念展「ロシア共和国の芸術家たち 15年」が開かれ、マレーヴィチに与えられた部屋の中央には黒の正方形と赤の正方形が置かれたと伝えられる。この絵がその黒のほうにあたる。四点ある黒の正方形の最後の一枚で、一辺およそ53センチと、いちばん小さい。描かれたのは1930年ごろ、マレーヴィチがレニングラードで逮捕され、三か月ほど拘束されて自分の仕事について尋問を受けた時期である。1993年、この画布はサマーラのインコムバンクに融資の担保として預けられ、引き取り手が現れないまま銀行は破綻した。2002年、実業家ウラジーミル・ポターニンの資金でエルミタージュ美術館が買い取っている。




