
Ivan Aivazovsky · PD
二隻のトルコ艦に攻撃される双帆船「メルクーリー」号
作品情報
ストーリー
1829年5月14日の朝、ロシアとオスマン帝国の戦争が終わりに近づくころ、18門の砲を積んだ小さなロシアのブリッグ「メルクーリー」号は、ボスポラス海峡の近くで2隻のトルコ戦列艦に挟み込まれた。一方は110門、もう一方は74門の砲を備えていた。まず拿捕されて当然の状況だった。ところが同艦は戦って包囲を破り、この脱出は黒海艦隊の語り草となった。アイヴァゾフスキーはまさにその沿岸、フェオドシヤに育った。この一枚を描いたのは1892年、70代半ばで、すでにロシアで最も名高い海洋画家だった。左右にそそり立つ二つの巨大な船体、水面を這う砲煙、そしてその間で低く水に沈みながらなお帆を張る小さなブリッグを、彼は描いている。




