虹

Ivan Aivazovsky · PD


作品情報

制作年
1873
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
102 × 132 cm

ストーリー

1873年ごろ、アイヴァゾフスキーはとうに名声を得ていたが、批評家たちは彼の「即興的」な描き方を古くさいと責め始めていた。『虹』はそれへの答えである。彼はいつもの主題、嵐のなか岩礁の岸辺で難破する船を取りながら、描き方を変え、色調をより柔らかく、より繊細にした。沈みゆく船から小舟へ逃れようとする人々、水平線を隠す高い波、そして嵐の上に立ちのぼる虹。その色は水しぶきの霧に降り、波間から透ける海水は淡い薔薇色を帯びる。ここで真の主役は、荒れ狂う自然そのものだ。この絵はトレチャコフ美術館にあり、彼の後期における転機の一つと見なされている。

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