
Peter Paul Rubens / After Titian · PD
カール5世と皇后イザベラ・デ・ポルトガル
作品情報
ストーリー
1628年、ルーベンスはスペイン領ネーデルラントの外交上の用務でマドリードを訪れ、その合間に王室コレクションのティツィアーノを模写して過ごしました。皇帝カール5世と皇后イサベルを並べたこの二重肖像も、そうした模写のひとつです。ティツィアーノの原画は1548年、皇后が亡くなって九年後に描かれました。宮廷の財産目録によれば、原画はマドリードのアルカサル、エル・パルド宮、そして退位した皇帝が晩年を過ごしたユステ修道院の僧房に置かれていました。その原画は1734年のアルカサルの火災で失われています。ルーベンスは衣装を忠実に写しましたが、赤いカーテンの向こうに開ける風景は彼自身が描き加えたものです。この絵は1935年、アルバ公爵家がロンドンで購入しました。




