
バルコニーの合奏
作品情報
ストーリー
1624年、オランダ共和国の総督となる前年のオラニエ公フレデリック・ヘンドリックが、ハーグのノールドエインデにある宮殿のためにこのカンヴァスを注文しました。暖炉の上に掛けるための絵で、1632年の目録にも、応接の間のマントルピースの上にあると記されています。ホントホルストは、芝居の衣装をつけた楽師や歌い手が欄干から身を乗り出す姿を描き、まるで客の頭上にある本物のバルコニーから演奏しているように見せました。ルーヴルはこれを、彼が宮殿のために手がけた最初期の装飾画のひとつとしています。その後、絵は総督ウィレム5世の絵画室に移りました。1795年にフランス軍が共和国を占領し、ウィレムがイングランドへ逃れると、絵はパリへ運ばれました。オランダがその返還を求めることは一度もありませんでした。




