
Diego Velázquez · PD
キリストの磔刑
作品情報
ストーリー
この磔刑図の作者をめぐって、プラド美術館の研究は慎重な立場をとってきた。近年の技術調査は、ベラスケスの手によるとする見方に留保をつけている。背景の処理がいかにも不器用で、画家の力量からは遠いと指摘する研究者もおり、工房の作と考える説も根強い。一方で、画面には署名と1631年という年記があり、これは自作の証拠として持ち出されてきた。縦100センチ、横57センチの小さな画面で、修道院の祈りのために描かれたものだった。美術館は今もベラスケスの名で展示し、判断を保留したまま両方の説を併記している。




