
クピドたちの踊り
作品情報
ストーリー
支持体は銅の板である。銅は色を琺瑯のように保つので、近くで眺めるための絵に使われた。
手前の草むらには、弓と矢筒が落としたままの姿で転がっている。クピドたちはもう射るのをやめ、木のまわりで輪になって踊り、枝の上では別の一群が楽器を鳴らしている。その上、雲の上ではヴィーナスがクピドに口づけしている。
修復のさなか、元の額縁に百合が見つかった。そこから、注文主はファルネーゼ家ではないか、この絵は結婚か婚約のための贈り物だったのではないか、という推測が出ている。画面左奥の場面もそれに合う。戦車で連れ去られていく女性は、冥王プルートに妻として攫われるプロセルピナである。
アルバーニがこれをボローニャで描いたのは1620年代の初めごろ。ブレラに入ったのは1811年、ボローニャのサンピエーリ・コレクションを一括購入したときだった。




