
Jusepe de Ribera · PD
バッカスの頭部(部分)
作品情報
ストーリー
1734年12月24日の夜、マドリードのアルカサルが焼けた。旧王宮には2000点を超える絵画があり、そのうち500点ほどが失われた。リベーラの《バッカスの凱旋》は国王が食事をする部屋に掛かっており、無傷では残らなかった。画布からは三つの断片が切り取られて保存され、この頭部はその一つである。髪にからむ蔦と葡萄の蔓が、この人物を葡萄酒の神と名指している。プラドは失われた原画を1636年とし、ヘレニズム時代のレリーフに基づく構図で、バッカスが地上に降り立つ場面だったと説明する。同館にあるナポリの画家マッシモ・スタンツィオーネの《バッカスへの供犠》と対をなすために描かれた可能性が高い。二つ目の断片である女性の半身像もプラドにあり、三つ目はボゴタにある。




