
Ivan Shishkin · PD
森の端の花
作品情報
ストーリー
1893年、ロシアの美術アカデミーが大きく改組され、20年以上も官の外で自分たちの巡回展を続けてきた移動派の画家たちが、教授として招き入れられた。シーシキンは風景画の工房を任され、学生には戸外で描いた習作から始めるよう求めている。
この一枚は、その少し前の仕事だ。縦42センチ、横67センチのカンヴァスいっぱいに森の際の草がせり上がり、白い小さな花の傘が明るいところを埋めている。『海辺の森』という大きなカンヴァスのための習作とされる。
白い花はセリ科の、ロシアならどんな林の縁にも生えているような草だ。トレチャコフ美術館はこの習作を、それ自体一点の作品として並べている。




