
ゴンザーガ連作:スペイン王子フェリペのマントヴァ入城
作品情報
ストーリー
1549年1月13日、皇帝カール5世の跡継ぎで21歳のスペイン王子フェリペが、馬に乗ってマントヴァに入城した。彼はいずれ治めることになる国々に顔見せするため、スペインからネーデルラントへ向かう旅の途上にあった。随員のフアン・カルベテ・デ・エストレーリャは道中の歓迎式典をことごとく記録し、1552年に本として出版している。この絵は、マントヴァ入城をめぐる彼の記述とよく一致する。フェリペは天蓋の下を進み、若いマントヴァ公フランチェスコ3世・ゴンザーガがそれを迎える。フランチェスコは15歳、七つで公位を継いでいた。美術館によれば、この訪問は彼の治世で最大の出来事であり続けた。その年の10月、彼は皇帝の姪と結婚する。そして4か月後、狩りの最中にマントヴァの湖のひとつに落ちたのがもとで世を去った。美術館はこの連作最後の一枚を、ティントレットの息子ドメニコの構想と制作によるものとしている。ドメニコはこの絵を、ゴンザーガ家を侯爵に引き上げた皇帝の訪問を描く連作最初の場面と、意識して呼応させた。




